
1975年式 BMW2002A 購入(トラブル!?)記録の延長!!
1.'65〜'73年迄のアーリー・ポルシェ(ナロー・ポルシェ)の外見上の違い(間違いも有ると思います)。
<上段左から>
(1)'65年式911・・・・・もしかしたらプロトタイプ?
@ヘッドライトが356の流用となっているが、近年RUF-CTRでお馴染みの俗に言うRUFレンズって
356と同じものって知ってました?
Aリアのウインカーレンズが平面でなく三次局面となっており、フロントはホ-ンングリルが若干横長なので
ウインカーが少し小ぶりになっている。
Bフロントバンパーのオーバーライダーのゴムが細くサイドステップにもモールが無い。又、バンパー下部の形状がほんの少しフレアしている。
C4.5J14サイズのスチールホイールに165/70-14のタイヤで、ショートホイールベースとなりリアドア後端部からホイールアーチ迄が少し短い。
D給油口の形状が違いミラーも薄いタイプでドアノブはプッシュボタン式となり、三角窓が付きワイパーの停止位置が逆である。
Eフロントウインドウ下部のエアーダクトの網が違うのとトランク後部からフロントドアにかけて入るゴムシールが無くウインドゴムも細い。
Fボディーのトランクやドアや給油口のチリが完璧で隙間が殆ど無い事から手造りである事が良く解かりフェンダーフレアも無い。
この写真で初期型の可憐さが良く解かりますが、こんなので高原のワインディングを軽く流したら最高の気分でしょうね。
(2)'66年式911・・・・・基本的に'65と一緒ですが・・・・・ちょっと改造車?
Aリアウインカーレンズは反射板が埋め込まれているので、後期型の様にリアバンパーゴムに付く反射板が無い。
Bバンパーオーバーライダーとサイドモールのゴムが太い後期型になっており、リヤのカマボコにも後期型ゴムが付いている。
D給油口の形状は普通のタイプでオプションのリヤワイパーが付いており、リヤボンネットルーバーやエンブレムはシルバーメッキとゴールドメッキ。
この車はフックス(超軽い頑丈なホーイール)のアルミ鍛造4.5J14サイズで超貴重です・・・・・マフラー固定ベルトの位置が変ですが。
(3)'67年式911タルガ・・・・・基本的に'66と一緒ですが。
Bバンパーオーバーライダーとサイドモールのゴムとリヤのカマボコはこちらがオリジナル。
タルガはこのようにリヤウインドウも開閉が可能でした。又、メーター表示も356時代の様に薄いグリーンで、
ヘッドレストはオプションで有りました。
フックスのアルミ鍛造ホイールもこの時代では考えられない程軽量で高価な物ですし、ヘッドレストも有るなんて
ポルシェは本当に素晴らしい。
(4)'68年式911・・・・・この頃から少し後期型に近くなっていきます。
@ヘッドライトがH1ダブルリフレクターとなり、HiとLowを同時点灯する事でとても明るく安全になりました。
Bバンパーオーバーライダーゴムが太いものになりメッキサイドステップが付く。又、バンパー下にヘラーの128フォグランプ
も付けらっれた。
C5.5J15サイズのフックスのアルミ鍛造ホイールだが、最終型とは少しデザインが異なりリムの彫りが深くなっている。
Dドアハンドルはプッシュボタン式だが形状が異なり、ワイパーの停止位置が左側となる。
ショートホイールベースでフェンダーフレアの余り無いオリジナルデザインのボディはやっぱり美しいですね。
(5)'69年式911タルガ・・・・・さらにナロー後期型に近くなっていきます(写真は'69ではなく'68のタルガだと思う)。
Aホーングリルが横長でない後期型となりリアのウインカーが平面タイプとなる。
C操縦安定性改善の為ホイールベースが若干長くなり、フェンダーフレアが若干大きくり、
ホイールは6J15サイズ(彫りの深い)のフックスに。
<下段左から>
(6)'70年式911・・・・・'71も基本的には一緒。
Dドアハンドルがプッシュ式からプル式に変更される。
(7)'71年式911タルガ・・・・・外見的にはほぼ最終型。
(8)'72年式911・・・・・'73も基本的には一緒。
Bフロントバンパーにスポイラーが付けられ、ホーングリルにフォグを付ける仕様もあった。又、リヤボンネットルーバーとエンブレムが黒となる。
Cホイールは6J15サイズ彫りの浅いタイプのフックスに。
D右リアフェンダーにオイル注入口が設けられたが、間違えてガソリンを入れてしまう馬鹿がいて、
'73から元に戻したそうな。
(9)'73年式911タルガ・・・・・最終型。
Aホーングリルが黒のプラスチックになりウインカーの淵も黒くなる・・・・・ナローもだんだんコストダウンに迫られてますね。
(10)'73年式911カレラRSライトウェイト・・・・・プロトタイプ。
※プロトタイプのデカールのカラーリングはこの様になってましたが知ってましたか?個人的にはこのほうが好きです。
2.'65〜'73年迄のアーリー・ポルシェ(ナロー・ポルシェ)の操縦性について。
よく雑誌等で言われているショートホイールベールの初期型はじゃじゃ馬で腕がないと乗りこなせないなんて言われてますが、
それは「嘘」です。クラッチが弱いと言うのも「嘘」。「じどーしゃひょーろんか」の人いいかげんにして下さい。
この前も某雑誌で「356より911はボディ剛性が低い」なんてのを見ちゃいましたが、その文章を書いた根拠は何?
356はほぼ手造りで、911もナローまでは手造りの部分がかなり残っていますが、ボディのチリや丁寧な作りでの剛性感と、
ボディ剛性は全然違う話で、356はプラットホームシャシーにボディを載せる旧い構造の為ボディ剛性の面からは圧倒的に不利です。
一方の911はフルモノコックボディとなりましたので補強をせずとも、ナローでも現在のスリックタイヤだって履きこなしてしまうのです。
だいいちポルシェ設計部門がそんな将来も見越してない様な設計をするでしょうか?と考えただけで解かりますよね。
余談はさておき、ナローの場合、普通のラジアルタイヤで旧富士スピードウェイの260Rや300R(ニロオライダーでは有りません)を、
170km以上で周っていく時、スピードが増していくにつれフロントが巻き込んでいく感覚(オーバーステア)になっていきます。
それ以上アクセルを踏めないし、増してや急に戻す事は大変危険な事となるでしょう。よって、出来るだけ車を、
真っ直ぐに立て直してからジワリとブレーキを踏んでいかなければなりません。が、余りナローに慣れていない人は、
フロントが巻き込む感覚迄いってしまった時に(普通は怖くていきません)恐怖心からアクセルを急激に戻してしまうのです。
この様な状況は外国の高速道路では多々有り、しかも雨が降っている事だって容易に想像できますよね。
これはホイールベースの長さがどうこう言う問題か?っつー事です。何故ならばその時'73のフルノーマルでピレリP6でしたから。
ショートホイールベールの初期型を乗りこなせないなら後期型だって変わりゃしませんし、リアエンジン特有のクセなだけです。
一方低速コーナーではどうかというと、レイトブレーキで奥まで突っ込みブレーキを残しながらハンドルを切って行きますが、
フロントが軽い為、フロントに過重をかけていかないと外へ外へ逃げてしまいます(アンダーステア)ので、その様な操作が、
必要になって来るのです。その後、アクセルを開けますが、リアがパワーオーバーステアになった場合は慌てる必要は有りません。
カウンターを即座にあててゆれ返しも注意しながら踏み続けます。この時もアクセルを戻しては絶対にいけませんスピンします。
その車の操縦性なんてものは、タイヤの種類や空気圧なんかでも激変しますから、ショートホイールベールに太いタイヤをチョイスし、
安定させるのも手ですが、ヒラリヒラリとロールしながらコーナーを軽快に駆け抜けるナローの感覚が少なくなってしまいます。
かくいう自分はかなり手の入ったナローを所有しているので、少し説得力に欠けると思われるかも知れませんが、
この車は'72や'73のRSRのオリジナルの操縦性を持っていると考えていただければ納得できるのではないでしょうか?
要は中途半端にいじる位ならば、オリジナルを大切にしましょうというのが結論です。