1975年式 BMW2002A 購入(トラブル!?)記録の延長!!
1.'72 911S(中身RSR)等のパワーウエイトレシオについて。
車の性能を把握する目安の一つにパワーウェイトレシオがありますが、自分の車を見てみるのも面白いかも知れません。
'72 PORSCHE 911 S(中身RSR) 3.75s/ps
'73 PORSCHE 911 CARRERA(中身RSR) 2.75s/ps
'85 PORSCHE 911 CARRERA(TYPE930) 5.84s/ps
'94 PORSCHE 911 CARRERA(TYPE993) 5.03s/ps
'03 PORSCHE 911 CARRERA(TYPE996) 4.20s/ps
'04 PORSCHE 911 GT3(TYPE996) 3.62s/ps
これは、値が小さい程「速い車」となりますが、'72S 中身RSRと'04 GT3という写真の左二台は32年の時を隔てても、その差0.13s/psと
ほぼ同等のパワーウェイトレシオとなっています。又、一番右の'73カレラ 中身RSRは2.75s/psと、もう完全なレーシングカーと言っても良い値でしょう。
そして、'85、'94、'03の様に、10年も経つと随分「速い車」になっていっているのが良く解りますが、軽いって本当に重要な事なのですね。
2.'76 M.BENZ(W114)等、普段使用している(&た!?)車のパワーウエイトレシオについて
'76 M−BENZ 230.6(W114) 12.00s/ps
'75 BMW2002A 11.00s/ps
'98 NISSAN CUBE 11.92s/ps
これはまた上の表とは随分と値そのものが違いすぎますが、一番「速い」のがBMW2002という事になります。しかし、この値でのW114
(差1.00s/ps)やCUBE(差0.92s/ps)と約1.00s/ps違うという事は、上の表をあてはめれば'85の930カレラ及び、'94の993カレラとの差=
0.81s/psよりも少し大きく、この二台では、加速性能がかなり異なる事から判る様に、BMW2002は速くなくてはならないはずです。だが、
実際のところは、首都高速の入り口でフル加速した場合等、併行所有の10万km超しCUBEはおろか、整備を済ませた後任のW114より
も確実に遅く、いったいどうなっているんだ!?という思いを常々抱いていた事も、フルリストア済み?????というBMW2002を手放した理由です。
尚、BMW2002は山坂道でのコーナリング等で気持ちのいい軽快さを持っているだけに、所有している間はずっと「残念な気」がしていました。
3.'72 911Sのタイヤを変更。
100Km以上のブレーキング時タイヤがロックしてしまうのでミシュラン PILOT-HXからADVAN A048(S-tyre)に変更。
ちなみに横の黄色の車はディーラー物の'76CARRERA3.0オリジナル車です。写真は左二枚と下側全部がS-tyreで右二枚がミシュラン。
ミシュランPILOT-HXは、元々スポーツタイヤでは無く、重量級のサルーン等に良く履かれていますが、この車を購入した時、外見をほぼノーマル状態
に保ちたかった為、見た目でこのタイヤを選択しました。とはいっても各メーカーに合うサイズが今は余り無く選択の余地が殆んど有りません。
サイズはフロントは195-65/VR15でリヤは205-60/VR15を履かせていましたが、ナロー乗りはこの辺りが苦労する所です。
---変更せざるを得なくなった理由---
ある日の事、セカンドまでフル加速してタイトコーナーに入る時にフルブレーキングした所、完全にロックしてしまい、少しのポンピング等ではローターを放して
くれない感覚だったので、かなり大袈裟にポンピングして事なきを得ましたが(登り坂で100Km以上だったはずです)、この事で、ブレーキ
のキャパとタイヤが全く合っていない事が解り、見た目よりも安全重視という事で、グリップのいいタイヤを探す事に・・・考えてみれば当たり前。
しかし、市販のハイグリップはサイズが全く無く、S-tyreも超扁平ばかりでしたが、ADVAN A048に55扁平があったので超ベテランのチーフメカニック
の方に相談してみました。
---変更後のインプレッション---
スリックにそっくりで突き上げが結構あり小石を拾ってフェンダー内側にバチバチ当たるが、元々足回りもレース用なので乗り心地は犠牲にするとして
、肝心の120km位からのフルブレーキング時、車が路面に吸い付く様なポルシェらしい止まり方をするようになり、コントロールも非常に楽になりました。
変更は大正解だったようです。サイズはフロントは205-55/VR15でリヤは215-50/VR15を履かせましたので、さらに1.5cm車高が下がりました。
---レース用ブレーキについて---
市販のポルシェの場合、サーキット走行でもいいブレーキですが、やはりキャパが不足しスポンジーになります。RSRはツインマスターとなっていますが、何も知ら
ない人がその様なブレーキを踏んだら「殆んど効かない」と驚くでしょう。旧い911はブレーキの倍力装置が全くありませんが、ノーマルマスターであれば
そんなに踏めないとは思わないでしょうけど、ツインのフィーリングは厚手の鉄板を踏んだ感覚なのです。これは、ストロークではなく踏む力でコントロール
すると言うことで、一言で言うならばブレーキペダルを渾身の力を込めて蹴飛ばす様な感覚です。最近の車でキーオフでブレーキが利かない時の感覚に
似ているかもしれません。よく評論家の方がブレーキが効かないと言うのは踏めてないだけの場合と、試乗車の整備状態がよくない場合がとが
あるようですが、ノーマルでもそれなりの踏力が必要となる事は確かです。・・・・後者(整備状態)は納車後のマルニでありましたね(目次の項番9)。
又、レーシングドライバーはツインの感覚を好むようで、重さはともかくとしても、GTレースカー等のブレーキフィーリングに似ているからだではないでしょうか。
但し、どんな優れたブレーキシステムでも、ブレーキ液が漏れて無くなれば全く効かなくなりますが・・・納車直後のマルニでありましたね(目次の項番2)。
尚、最近の996GT3-CUPにはABSがありますが、996GT3-RSRはABSは無いようです(最新型'04モデルはGT300のFKマッシモの一台のみ)。